CPUの選び方
本日からパソコンの性能の鍵となるCPUの選び方からご紹介します!
CPUとは?
CPUとは簡単に説明すると、パソコンにおいての頭脳だと思ってください。このCPUの性能次第でパソコンの動作が早くなったり遅くなったりするので、用途に合わせて選ぶことが大事です。
購入目的を明確に
まずはPCを購入する目的をはっきりさせておく必要があります。
今回はPCでゲームをするために購入するという目的ですが、もう少し踏み込んで具体的にどんなゲームをプレイするかを明確化します。
プレイしたいゲーム
GPUの選び方で紹介したゲームと同じとします。
現在のラインナップ
ゲーミングPCには最低4コアは必要です。インテルならばCore i3以上、AMDならば
Ryzen3以上を選ぶことになります。
ちなみにインテルのCPUは基本的に内臓グラフィック機能搭載でAMDは内臓グラフィック機能非搭載です。例外としてインテルの末尾Fのものは内臓グラフィック機能非搭載、AMDの末尾Gのものは内臓グラフィック機能搭載です。
ゲーム用であればGPUを搭載するのが前提なので内臓グラフィック機能はあってもなくても問題ありません。
ただ、何かGPUにトラブルがあったときに内臓グラフィック機能があれば、GPUの替わりに映像を出力できるというメリットがあります。
GPUに合ったCPUを選ぶ
ゲーミングPC を組む上で重要なのがGPUだということはこれまでもお話してきました。GPUは「GTX 1660S uper」がコスパがいいということで紹介したので、このGPUに合うCPUはどれなのかという観点から解説していきます。
ボトルネックとは?
ボトルネックとはシステムを構成する要素のうち、処理速度を決定付ける、他よりも性能の劣った、あるいは負荷が集中している要素のことをボトルネックと言います。
つまり、パーツ全体の中で一番足を引っ張っているのがボトルネックというわけです。
GPUに対するCPUのボトルネック
これは単純に高性能なGPUには高性能なCPUが必要ということになります。
ではGTX1660SuperにはどのCPUがベストな組み合わせなのでしょうか?
結論から言うと4コア以上のCPUを選べば問題ありません。
最新のCPUだとインテルであればCorei3 10100以上で、AMDであればRyzen3 3100ということになります。GTX1660Superに高性能なCore i7などのCPUを搭載してもゲーム性能が上がるわけではありません。ゲーム性能を決めるのはあくまでもGPUだからです。
インテルかAMDか
今まではゲーミングPCならインテルのCPUを選ぶ人がほとんどでしたが、現在ではAMDがかなり勢いを増していて、ゲーム以外の部分ではインテルを圧倒しているという状況です。
ゲームに関してもインテルとほぼ同等で、人気のCPUランキングでもAMDが上位を独占しています。
記事作成時のランキング1位がRyzen3 3300Xで4コア8スレッドのCPUで、2位のRyzen5 3600が6コア12スレッドです。 このどちらのCPUもGTX1660 Superには十分な組み合わせで、むしろGPUのほうがボトルネックになっています。つまり、これらのCPUより性能が少し低くてもゲームをする分には問題ないということになります。
インテル候補
i5 10400(6コア12スレッド)
i5 10400F(6コア12スレッド)
i5 9400F(6コア6スレッド)
i3 10100(4コア8スレッド)
i3 9100F(4コア4スレッド)
AMD候補
Ryzrn5 3600(6コア12スレッド)
Ryzen5 3500(6コア6スレッド)
Ryzen3 3300X(4コア8スレッド)
Ryzen3 3100(4コア8スレッド)
ここに挙げたのが4コア以上のCPUで、コスパもいい商品です。
メインがゲームであればi4コア4スレッドの3 9100Fで十分で、特に予算を抑えて組みたい人いにはおすすめです。RyzenであればRyzen3 3100がいいと思います。
ネットで検索するとRyzen3 3300Xが人気のようですが、CPUの温度が高くなりがちで消費電力も高く、初心者にはおすすめしません。温度管理がしっかりできてメンテナンスも自分でできるという人にはとてもいいCPUだとは思いますが・・・。
ここで一つの例としてYoitubeの動画を紹介します。
GPUがGTX1660 Superの時にCPUが「i3 9100F」「i5 9400F」「Ryzen5 3500」だった場合を比較した動画です。”AVG”と表示されてる数字が平均FPSです。
この動画を見てわかるように、CPUによる違いはほとんどありません。
つまり、GTX1660 Superを搭載するのであれば、高いCPUを買っても性能は変わらないということになります。動画の編集や配信を行うような人は6コア以上あるCPUを選ぶことをおすすめします。
結論
ここまで見てきていかがだったでしょうか?
CPUはそれほど高性能なものは必要ないことが分かって頂けたと思います。
ということで、一番価格の安いi3 9100FでこのGPUには十分という結論になります。
あとは予算に合わせて性能に余裕を持たせるのもいいと思いますし、動画編集や配信等を行うのであれば6コア以上のCPUを選べば問題ありません。
今回の記事はここまでになります。次回はマザーボードについてお話ししたいと思います。